「マネードクター」運営に改善命令 保険代理店、ネクステージも 金融庁

金融庁の外観を撮影した写真

金融庁は6日、保険や資産形成などを相談できるサービス「マネードクター」を提供する大手保険代理店FPパートナーに対し、保険業法に基づく業務改善命令を出したと発表した。

便宜供与の実績に応じて、特定の保険会社の商品を優先して販売するなどした疑いがあるため。

中古車販売大手で損害保険代理店を兼ねるネクステージにも業務改善を命じた。

複数の保険会社の商品を扱う乗合代理店には、顧客の意向に沿って最適な商品を提案する「比較推奨」を行うことが求められる。

FPパートナーでは、多額の広告料を支払うといった便宜供与の見返りに、特定の保険会社の商品を顧客に優先的に推奨するといった不適切な販売行為をした疑いがあった。

金融庁はFPパートナーについて、「適切な商品選択の機会が阻害されている蓋然(がいぜん)性が高い」と指摘。

「比較推奨販売に対する信頼性を著しく損なう」と断じた。

併せて、便宜を図った保険会社8社に対しても報告徴求命令を出したと明らかにした。

参照元:Yahoo!ニュース