米特使、イスラエル首相と会談 8月1日にガザで支援状況視察へ

米国のウィトコフ中東担当特使は31日、イスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相と会談した。
暗礁に乗り上げているパレスチナ地区ガザ停戦交渉を立て直し、飢餓が深刻化しているとして国際社会から批判が高まっているガザの人道危機に対処することを目指す。
ウィトコフ氏の到着後、トランプ米大統領は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「ガザの人道危機を終わらせる最も早い方法は、(イスラム組織)ハマスが降伏し人質を解放することだ!!」と投稿した。
イスラエル政府高官は、ウィトコフ氏とネタニヤフ首相の会談後、人質の一部を解放するという計画から、人質全員の解放、ハマスの武装解除し、ガザの非武装化という計画に移行する必要があるという認識が両国の間で形成されつつあると述べた。
計画の詳細に踏み込まなかったものの、ガザでの戦闘が継続する中、両国は人道支援の拡充に取り組む構えとした。
ホワイトハウスのレビット報道官は、ウィトコフ氏と米国のハッカビー駐イスラエル大使が8月1日にガザを訪問し、食料などの配給状況を視察すると明らかにした。
レビット報道官は記者団に対し「両氏はガザ訪問後、トランプ大統領に状況報告を行い、同地域への食料や支援物資の配給に関する最終計画を承認する見通し」と語った。
参照元:Yahoo!ニュース