インドにディズニー型建設構想 酷暑や大気汚染、課題は山積

インドの首都ニューデリーに隣接するハリヤナ州に、ディズニーランド型娯楽施設を建設する計画が浮上している。
州政府は既に土地を確保し「世界的な観光拠点になる」と鼻息が荒い。
ただ、酷暑や大気汚染が問題となっているインドでの「夢の国」構想には課題が多そうだ。
地元報道によると、ハリヤナ州のサイニ首相は同州マネサールに約2平方キロの用地を取得し、米娯楽・メディア大手のウォルト・ディズニーと協議中だと明らかにした。
「ニューデリーに近く、インフラが整備され完璧な立地だ」と自賛した。
ある当局者はパリや米カリフォルニアなどディズニー施設を有する世界的観光地とハリヤナ州が肩を並べると夢を膨らませる。
計画が具体化すれば、雇用創出や投資呼び込みが期待される。
一方、ハリヤナ州があるインド北部は例年4~6月ごろに気温40度超の酷暑が続き、気温が下がる11~2月ごろは世界最悪級の大気汚染に見舞われる。
屋外で長時間、順番待ちをすれば健康を害する恐れがある。
屋内でも人が殺到した寺院やスポーツ施設で頻繁に雑踏事故が起きており、対策が必須だ。
参照元:Yahoo!ニュース