「外が暑くて…」異変急増 猛暑で突然“窓が割れる”鶏肉は“史上最高値”

異例の暑さが続き、窓ガラスが突然割れる現象が相次いでいる。
被害は東京でも…。
全国各地で連日、危険な暑さが続くなか、この住宅の窓ガラスの中心部分に大きなひびが入った。
こちらはベランダの窓ガラスの左右両方にひびが…。
窓ガラス修理店ガラパゴス 高木実さん「夏場ですね、猛暑日にガラスが自然に割れる現象“熱割れ”現象が全国各地に起きている状態」
ガラス修理店では“熱割れ”被害による依頼が急増しているという。
“熱割れ”とは、一体どんなものなのだろうか。
高木実さん「急激な温度差です。夏場は外がかなり暑くなっていて、中はエアコンで涼しくなっているので、その2点の温度差によって割れている」
どの家でも起こり得るという“熱割れ”。
注意すべきガラスがあるという。
高木実さん「網入りのガラス、ワイヤ入りのガラス。ガラスは熱に弱いので、割れ落ちないためにガラスの中にワイヤを入れるのが“防火ガラス”だが、そのワイヤの温度が高くなっていく」
異例の暑さは、我々の身近な食材にも影響を与えていた。
デカ盛り弁当はるき 北大前店 長田祥也店長「(鶏もも肉の仕入れ値は)3カ月前から20%は値上がりしている」
東京の鶏むね肉の卸売価格が565円になり、最高値を記録。先日、史上最高値を記録した“豚肉”に引き続き“鶏肉”まで値上がりしています。
来店客「むね肉、息子が好きなのでよく買う」「国産買う。やっぱり安心かなと思う」
吉本水産 精肉部 今井芳博部長「通常の設定でいけば(100グラムあたり)150円ぐらいつけたい」
なぜ記録的な値上がりとなっているのだろうか。
今井芳博部長「暑くて餌(えさ)を食べなくて育たない。(猛暑で)死んでしまう鶏が増えてくると、出荷量も減ってくると思う」
餌代などの高騰が続いていることに加え、豚など他の肉の高騰で、鶏肉の需要が高まっていることも影響しているとみられている。
鶏肉を一日50キロほど使う弁当店では、値上げせず他の食材を組み合わせた新メニューを出すなどの工夫も。
長田祥也店長「(鶏肉の)価格が高騰したからといって、提供するサービスの質を落とすことはない」
ニワトリが夏バテし、卵の価格もエッグショックに迫る水準になっている。
参照元:Yahoo!ニュース