今や“寿司”や“かき氷”にも「ホットソース」 人気が広がるワケは?

ホットソースを撮影した写真

タバスコやチリソースに代表される「ホットソース」の人気が拡大している。

専門店も登場し、ついにはかき氷のシロップにまで!

「タコスが好きで、特に夏に食べたくなるのでホットソースが3種類くらいは家にある」(40代女性)

「蒸し鶏にかけたり、冷蔵庫のポケットには12本ぐらいは入っている」(30代女性)

全国に展開する『業務スーパー』でも特設コーナーを設置。

タイから直輸入したガーリックの風味と唐辛子の辛さがクセになる「スパイシーホットソース」(280g・159円)や、辛味と酸味がバランスよく合わさった海外でも大人気の「シラチャーソース ホット」(510g・473円)など、様々な国のホットソースを取り揃えています。(※店舗や時期により商品の価格や取り扱いが異なります、※タイフェアは7月末まで一部店舗で開催)

人気の波は街角にも。

アメリカで大人気の、ニンニク仕立ての旨辛ホットソース「スリラチャの赤備え」(230g・700円)が24時間いつでも購入できる自動販売機だ。

ホットソース人気を受け、全国に150台ほど設置しているという。

40代女性:「料理に魚の臭いなどあるとニンニクとかで消すけど、スリラチャは唐辛子とかニンニクのスパイシーさがあるので食べやすくなる」

6月には、東京・原宿に日本初のクラフトホットソース専門店『Hot Sauce Bar Tokyo』もオープン。

世界中から厳選したホットソースを40種類以上取り揃え、試食をしながら選ぶことができる。

20代女性客:「静岡から来た。ホットソースを作っている国によって使われる食材も変わってきて、そこがすごく楽しい」

それにしてもなぜ今、ホットソースが人気なのだろうか?

基村典史代表:「やはりSNSの影響で世界各国の食事を目にする機会が増えてきた。特にタコスとかナチョスとかメキシカンフードを楽しんでいる人が多い」

実際に街で聞いてみると、大学生の女子2人組は「タコスのチップスにホットソースつけて食べる」。

学校でも食べるという女子高生は「ナチョスパーティーみたいな。学校でみんなで広げてチーズとひき肉と、ちょっと辛いソースをかけて」とのこと。

『Hot Sauce Bar Tokyo』で一番人気なのは、“世界一おいしいホットソース”と称されたニューヨーク生まれの「レッドハバネロ&ブラックコーヒー」(148ml・1900円)。

THE TIME,マーケティング部 新名真愛部員:「おいしい。ものすごく辛いというわけではなくて、コーヒーが入っていることで食べ終わった後の余韻で香ばしさが残る感じ」

パプリカや玉ねぎなど、野菜の甘みが広がり、コーヒーの“こく”が、レッドハバネロの辛さを際立たせる。

続いて基村代表のおススメは、「トリュフハウンド」(237ml・3200円)。

唐辛子はジョロキアなどを使用し、辛さの中にもトリュフの風味をしっかり感じることができ、フライドポテトやチャーハンにベストマッチ。

THE TIME,月曜レギュラー 川田裕美さん:「ちょっと酸味があって辛さは徐々に結構ピリピリ来る。あとからトリュフの香りが鼻に抜けて、高級感が出ていつものポテトと全然違う感じ。お酒にも合いそう」

そして、意外なものに合うと人気なのが、「ハラペーニョ テキーラ&ライム」(148ml・1900円)。

「ハラペーニョとライムが入ったニューヨークのホットソースで、お寿司や手巻き寿司にちょっとかけると美味しい」(基村代表)とのこと。

爽やかなライムベースで辛さは控えめ。夏イチ押しのホットソースです。

さらに、ホットソース人気は“かき氷”にまで!

『かき氷 白熊堂』(神奈川・川崎市)で提供しているのはホットソースをかけた「香がらしのホットなチャイかき氷」(1800円)。

香りがフルーティーで辛味が少ない“川崎生まれ”の唐辛子「香辛子」をシロップとホイップに使用し、辛さと甘さを同時に楽しめると人気になっている。

「かき氷の甘いのとスパイシーなのが溶け合っていておいしい」(50代女性)

「甘ったるくないので爽やかに食べ進められる」(50代女性)

今アツいホットソース。

お気に入りの味を見つけてみるのもいいかもしれない。

参照元:Yahoo!ニュース