米テスラ、加州で運転代行サービス提供へ 人間が運転 州当局

米カリフォルニア州当局は25日、米電気自動車(EV)大手テスラがサンフランシスコ・ベイエリアで、人間の運転手による運転代行サービスを限られた人数を対象に提供する計画だと明らかにした。
米メディアのビジネス・インサイダーは先に、テスラがロボタクシー(自動運転タクシー)サービスを提供すると報じていた。
カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)の報道官によると、テスラはアルファベット傘下ウェイモと異なり、自動運転車を使ったサービスを提供できない。
必要な許可を取得しておらず、申請もしていないためという。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は23日の決算会見で、サンフランシスコのベイエリアを含む複数地域でロボタクシーの導入許可を申請中と述べていた。
ビジネス・インサイダーは25日、テスラが提供するサービスはロボタクシーの運転席に人間が座り、車両を制御できる形になると報じた。
一方、CPUCの報道官はベイエリアでの同社サービスについて、人間の運転手が乗った自動運転車の場合でも試験を行ったり、一般の人を輸送したりすることは許可されていないと指摘。
人間の運転手を乗せた「非自動運転車」でのみ人を輸送できるとした。
参照元:REUTERS(ロイター)