れいわ新選組の山本太郎代表がガンダムコスプレで物議 サンライズが「認可してない」と否定声明を出す事態

2025年の第27回参議院議員通常選挙において、れいわ新選組の山本太郎代表が『ガンダム』に登場する有名なキャラクターのコスプレをして演説をしたことで、「ガンダムの政治利用ではないか」とXで批判され、炎上する事態となった。
問題のコスプレはれいわ新選組から比例代表で出馬した声優の岡本麻弥さんの応援演説として披露されたものだ。
この動画を山本代表はXに投稿しており、そこから批判が広がっていった。
この炎上は、最終的にサンライズが「(山本代表のコスプレは)認可したものではない」と否定する声明を発表する事態となった。
そもそも山本代表は、政治家として民間企業に迷惑をかけることをどう考えているのだろうか?
声優や俳優を起用し、その知名度を活用しようとするのは選挙活動としては当たり前のこととなっている。
しかし、彼らが出演したコンテンツそのものは他者(他社)が権利を所有しているものであり、それを政治に使うのは無断利用にほかならない。
同様の事例では、社民党から比例代表で出馬したラサール石井さんが『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の写真やポスターにサインした画像を、福島みずほ党首がXで公開したことで「こち亀を政治利用するな」と批判を浴びていた。
もしかしたらこうした戦術は「話題になれば成功」と思ってやっているのかもしれないが、結果的に企業に迷惑をかけ、ファンを敵に回すリスクがある行為だ。
何より、他者の権利を尊重しないのは政治家として問題がある。
記事執筆時点でも山本代表は動画の削除や謝罪を行っておらず、結果として反発したファンから「れいわはないわ」と支持を失う事態となっている。
参照元:Yahoo!ニュース