「なんで持って帰ろうとするのかわからない」 ホテルスタッフが思わず困惑 持ち帰られがちな意外なアイテムとは

ホテルに宿泊する際、自宅とは違う非日常空間に気分が高揚することもある。
しかし、そんな開放的な気分からか、ホテルが用意している備品をうっかり持ち帰ってしまう人もいるようだ。
大阪府大阪市にあるホテルBスイーツは、公式TikTokアカウント(b_suites.official)で、とくに持ち帰られがちな備品について、注意を呼びかけている。
ホテルの備品は、宿泊客の快適さを追求して用意されている。
ただ、なかには持ち帰ってしまっても大丈夫なのではないかと誤解されがちなものもあるようだ。
同ホテルは、「絶対ダメ! ホテルこれ持ち帰らないで!」と題した動画で注意喚起。
意外にも頻繁になくなるという備品は以下の5つだ。
○枕
「寝心地が良いのはわかるのですが、なくなればすぐにわかります」とホテル側は指摘。持ち帰ってしまうと、次の宿泊客が困るだけでなく、ホテル側もすぐに気づく。
○タオル
「吸水性が良く最高だと思います。ただしアメニティではございません」とのこと。部屋に備え付けのタオルは、持ち帰り自由なアメニティとは異なり、ホテルの所有物だ。
○部屋着(館内着)
「チェックアウトギリギリで焦ってカバンに入れるものランキング1位です」という部屋着。カバンに入れ忘れたアイテムと勘違いして、持ち帰られてしまうケースが多いようだ。
○電気ケトル
「間違って入れることはないはず」とホテル側もコメント。意図的な持ち帰りが考えられる。
○ドライヤー
「案外入れてしまうことが多いです」といい、これも無意識のうちに自分のものと勘違いして、宿泊者が持ち帰ってしまうことがあるようだ。
動画のコメント欄には「なんで持って帰ろうとするのかわからない。荷物になるし」といった疑問の声や、「もう泥棒!」「泥棒だめ」と厳しい意見も寄せられている。
また、「清掃員ですけれど、あるあるです」「マグカップや灰皿、ハンガーにスプーンなどのカラトリー類も非常に多いと聞きますね」「ティッシュやトイレットペーパーをごっそり持って帰る人もいる……」など、ホテルスタッフ経験者と思われる人からのリアルな声が寄せられている。
部屋に備え付けられている備品は、歯ブラシやカミソリなどのアメニティとは異なり、持ち出し厳禁だ。
これらを無断で持ち帰る行為は、窃盗にあたる可能性もある。
次の宿泊客が気持ちよく利用できるよう、そして何よりもルールを守り、誰もが安心してホテルステイを楽しめるよう、備品の取り扱いには十分注意したい。
参照元:Yahoo!ニュース