投票用紙の誤交付や入力ミス、入場待ち60人に「閉鎖時間後は投票できない」と間違った案内も 各地でトラブル相次ぐ

選挙をイメージした写真

今回の参院選では、投開票の作業を巡るトラブルが各地で相次いだ。

東京都大田区の投票所では、担当者が20日朝、有権者25人に選挙区と比例代表の投票用紙を取り違えて交付した。

投票に訪れた有権者からの指摘で発覚した。

同様の誤交付は新潟県胎内市で41人分、愛知県北名古屋市で9人分、三重県川越町で4人分あり、いずれも無効票となった可能性があるという。

前橋市では、市の速報システムに選挙区選の投票者数を270人多く入力するミスがあった。

その後の修正作業により、投票成績の確定が数時間遅れたという。

川崎市では、在外投票者数の一部と不在者投票者数を二重に計上。

投票者数を実際よりも約4500人多く発表し、約3時間半後に修正した。

東京都多摩市では、19日の期日前投票で、投票所の誘導員が入場待ちをしていた約60人に対し、「投票所の閉鎖時間後は、投票できない」と誤った案内をした。

公職選挙法では、投票所の閉鎖時間になっても、その場にいれば投票できるとしている。

市選管は「投票をあきらめた有権者がいる可能性があり、あってはならない事案だ」と陳謝した。

一方、福岡県古賀市の投票所では、20日に女性が母親の入場整理券を使って投票した。

女性は居住する別の自治体で既に済ませていたという。

市選挙管理委員会は公選法違反(詐偽投票)の疑いがあるとして、県警に通報した。

参照元:Yahoo!ニュース