プロ野球選手会「1軍の球団数拡大」を再要望 2軍は来季「1リーグ3グループ制」に再編

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日本プロ野球選手会は17日、都内で日本野球機構(NPB)と事務折衝を行い、来季から2軍が「1リーグ3グループ制」になることを受けて改めて1軍の球団数拡大を要望した。

選手会の森忠仁事務局長は「野球普及の話を聞いて、選手会としては確かに必要だと思う。だったら1軍の方でやるべきではないかと。1軍をエクスパンションで(球団数を)増やしたりとか、1軍で活躍できる選手をもっといろんなところで見せていく方が、活性化になるのではないかと改めて感じた」と説明した。

これまでも1軍の球団数拡大の必要性を訴えてきた。

14日に開催された12球団オーナー会議では、来季から2軍公式戦を「1リーグ3グループ制」へ再編することを全会一致で承認。

各グループの構成は東が日本ハム、楽天、ロッテ、ヤクルト、オイシックスの5球団、中が巨人、DeNA、西武、中日、くふうハヤテの5球団、西が阪神、オリックス、広島、ソフトバンクの4球団。

全体の14チームで順位を決め、上位球団でプレーオフを実施する案が話し合われた。

2軍では昨年、野球の普及振興、底辺拡大などを狙い、新潟のオイシックスと静岡のくふうハヤテが新規参加。

プロ野球のいわゆる「空白地域」での野球振興に成功している。

森事務局長は「成果が出たのであれば、1軍でもやるべき。選手会としては“1軍もやって”と改めて強く感じた」と説明した。

参照元:Yahoo!ニュース