ガザ攻撃で22人死亡 カトリック教会も被害 伊首相イスラエル非難

イスラエル軍によるガザ地区への攻撃で17日、少なくとも22人が死亡した。
カトリック教会の2人のほか、医療関係者によると、北部のジャバリアでは夫婦と5人の子供が死亡、北部への別の空爆では救援トラックの警護を担当していた男性8人が死亡した。
パレスチナ自治区ガザ唯一のカトリック教会への攻撃で、ラテン・エルサレム総大司教座は2人が死亡、数人が負傷したと発表した。
総大司教座は「ガザ地区にある聖家族教会が今朝、明らかにイスラエル軍とみられる攻撃を受け、2人が死亡した」との声明を発表した。
聖家族教会の発表では、負傷者がでており一部は重体だという。
ローマ教皇レオ14世は深い悲しみを表明し「即時停戦」を求め、「対話、和解、そして永続的な平和への深い希望」を表明した。
イスラエル軍は、教会の被害と死者がでていることを認識しており、調査中だと指摘。
「宗教施設を含め民間人や民間施設への被害軽減へあらゆる可能な努力をしており、被害について遺憾に思う」と述べた。
聖家族教会のガブリエル・ロマネリ神父も負傷した。
アルゼンチン出身の神父は、故フランシスコ教皇に電話やメッセージでガザの状況を定期的に報告していた。
イタリアのメローニ首相は声明を発表し、攻撃の責任はイスラエルにあると非難した。
「イスラエルが数カ月にわたって続けてきた民間人への攻撃は容認できない。いかなる軍事行動もこのような行為を正当化することはできない」と述べた。
参照元:REUTERS(ロイター)