ガザ停戦、1─2週間で合意可能 「1日では無理」とイスラエル高官

イスラエルの国旗を撮影した写真

イスラエルの政府高官は9日、イスラエルとイスラム組織ハマスが協議しているパレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放について、1─2週間のうちに合意できる可能性はあるが、1日では無理だと語った。

高官は、60日間の停戦案に合意すれば、イスラエルはその時間を使って、ハマスに武装解除を求める恒久的な停戦を提案するだろうと述べた。

ハマスが拒否すれば、ガザでの軍事作戦を「続行する」とした。

トランプ大統領は8日、訪米したイスラエルのネタニヤフ首相と前日に続き会談を行い、ガザについて協議。

トランプ政権のウィットコフ中東担当特使は、イスラエルとハマスは停戦案を巡り意見の相違を解消しつつあるとしている。

トランプ氏はこれまで今週中に合意に達する可能性があると発言、ネタニヤフ氏が10日に帰国の途に就く前に発表される可能性があるとの憶測を呼んでいた。

ただ、トランプ氏は9日、停戦が今週もしくは来週に実現する「可能性が極めて高い」と述べ、認識を後退させた。

ハマスに近い筋によると、カタールで4日間にわたって行われた協議では、主な対立点について突破口は見つからなかった。

参照元:REUTERS(ロイター)