マンションなりすまし、神奈川県警が捜査へ 詐欺未遂などの疑いで

神奈川県内のマンションの大規模修繕委員会に住民になりすまして参加し、改ざんした資料を提示したとして、県警は4日、大阪府東大阪市の修繕工事施工会社の社員2人について、詐欺未遂と偽計業務妨害の両容疑で捜査することを決めた。
捜査関係者への取材でわかった。
このマンションの管理組合が告訴状を提出し、県警が4日、受理した。
2人は、自らがマンションの区分所有者でないことを伏せて大規模修繕委員会に参加。
修繕工事に関する設計コンサルタント会社の公募の資料を改ざんし、ある事業者が他よりも有利な応募をしたと思い込ませて契約させようとしたが、なりすましや改ざんが発覚して実現しなかったとされる。
県警は、2人が委員会で業者選定について自社に有利な発言をして誘導した可能性があるとみて捜査する。
捜査関係者によると、2人は5月、このマンションに住民になりすまして入り込んだとして住居侵入容疑で逮捕された。
「大規模修繕委員会に適正な進め方を教えるためだった」「会社の利益のためになるとも思った」と供述。
2人とも処分保留で釈放され、県警が任意で捜査を続けている。
部外者がなりすまして同委員会に入り込んだ例はこの他に神奈川、千葉両県で発覚している。
参照元:Yahoo!ニュース