米政権の政策、日本の国益損なうものに妥協することない 石破首相

石破茂首相は2日、日本記者クラブ主催の党首討論会で、トランプ米政権の政策について、日本の国益を損なうものに妥協することはないとの考えを示した。
参政党の神谷宗幣代表の質問に応じた。
神谷代表は、自民党政権がバイデン前政権のウクライナ支援などの政策に同調した一方で、トランプ政権が掲げる脱炭素見直しなどの政策に同調してないとし、トランプ政権の政策が長く続かないとみているためかと石破首相に質問した。
立憲民主党の野田佳彦代表には、外国人移民について意見を求めた。
野田氏は人材不足解消のために外国人に来てもらい、多文化共生社会を目指すと回答した。
共産党の田村智子委員長は石破首相に対し、トランプ米政権による防衛費の対国内総生産(GDP)比3.5%への増額要求について「軍事費と暮らしの予算」は両立しないとして見解をただした。
これに対し首相は「日本を取り巻く安全保障環境を相当甘くみていないか」と反論した上で、「どうやって防衛力というものを整備していくかについて、国民の皆様にご理解をいただき、その部分を増額していくことが当然の国の責任だ」との認識を示した。
参照元:REUTERS(ロイター)