1万人削減「断腸の思い」 津賀会長の退任など決定 パナソニックHD株主総会

人員削減をイメージした写真

パナソニックホールディングス(HD)は23日、大阪市内で定時株主総会を開き、楠見雄規社長が国内外で従業員1万人規模を削減する計画を説明した。

楠見氏は「断腸の思いだ」としつつも、同業他社に比べた収益性の低さを指摘。

「経営基盤を変えなければ、会社を持続的に成長させることは不可能だ」と述べ、株主に理解を求めた。

構造改革は2025~26年度に実施。

赤字事業の改革や事業の統廃合にめどをつけた段階で、1万人規模の人員削減に着手する。

総会では取締役選任議案など会社提案3議案が全て可決され、総会後の取締役会で津賀一宏会長の退任も正式に決定した。

津賀氏は12年に社長に就任。

不振が続いていたプラズマテレビ事業からの撤退など構造改革を進め、21年から会長を務めていた。

参照元:Yahoo!ニュース