西武HD株主総会 オンカジ書類送検に指摘 奥村球団社長「当局の判断を注視し、適切に対応」

オンラインカジノをイメージした写真

西武ホールディングスは24日、埼玉県所沢市内で定時株主総会を開いた。

チームは交流戦を10勝8敗で19年以来6年ぶりに勝ち越し、首位の日本ハムと3・5ゲーム差の4位。昨年は交流戦終了時点で借金25だったが、今年は貯金6で優勝を狙える位置につけている。

質疑応答で株主の一人が、選手4人と男性職員1人がオンラインカジノで賭博をしたとして、埼玉県警が賭博容疑で書類送検したことについて指摘。

「今の発表になったのはカバナンスの問題があったのか、隠し事があったのかお答えいただきたい」と発言した。

プロ野球では開幕までに8球団計16人の利用が判明。

3月に最大300万円の制裁金を科したことが発表されていた。

5人とも球団の呼びかけに応じ自主的な申告を行い、制裁金を支払っている。

奥村剛球団社長は「本人らは興味本位で利用してしまったことを深く反省しており、球団が課した処分の制裁金の支払いは意義なく受け入れている。球団としては率直な申告に至った本人たちの姿勢も踏まえつつ、今後の当局の判断を注視し、その結果をもとに適切な対応を行っていく」と謝罪した。

発表のタイミングについて奥村社長は「シーズン前の申告からここまで日本野球機構とも連携の上、当局の調査で情報の取り扱いに十分注意しながら、慎重に行っておりました。新たに発生したものではございません。何卒ご理解たまわりますようよろしくお願いします」と説明した。

参照元:Yahoo!ニュース