米ミネソタ州議員銃撃、容疑者逮捕 標的リストに知事も

米中西部ミネソタ州で民主党に所属する州議会議員2人とその配偶者が警官を装った男に銃撃され、議員1人と夫が死亡した事件で、ウォルズ州知事は15日、逃走していた容疑者の男を同日逮捕したと発表した。
知事は事件を「政治的動機による暗殺」と非難した。
重体のホフマン議員は最後の手術を終え、回復に向かっているという。
バンス・ルーサー・ボルター容疑者(57)は第二級殺人容疑と第二級殺人未遂容疑で訴追された。
ABCニュースは、容疑者が同州グリーンアイル近郊にある自身の農場近くで逮捕されたと伝えた。
ミネソタ・スター・トリビューン紙が当局者の話として伝えたところによると、容疑者が残した標的リストには中絶提供者のほか、昨年の民主党副大統領候補だったウォルズ知事や、2020年大統領選で候補指名を目指していたエイミー・クロブシャー連邦上院議員を含む数十人のミネソタ州民主党関係者が含まれていた。
クロブシャー氏はNBCの番組で「リストに載っていた団体を見ると、中絶が犯行動機の一つだ」と語った。
参照元:REUTERS(ロイター)