なぜ中日は西武から佐藤龍世を金銭トレードで獲得したのか 開幕前に寝坊で3軍降格 過去にはコロナ禍の外出で速度違反

中日は15日、西武の佐藤龍世内野手(28)を金銭トレードで獲得したことを発表した。
今季7年目の佐藤は開幕前の寝坊が原因で3軍降格の措置が取られ、今季はここまで1軍出場がなかったが、なぜ中日は佐藤龍の獲得に踏み切ったのだろうか。
佐藤龍は北海高-富士大を経て、18年度ドラフト7位で西武に入団し、21年シーズン途中に2対2の交換トレードで日本ハムに移籍したが、22年オフに山田との交換トレードで再び古巣に戻った。
通算成績は324試合に出場して打率.227、13本塁打、67打点で、右投げ右打ちの内野手だ。
中日を見れば、高橋周平内野手(31)が11日の楽天戦で、三塁ベースでのタッチプレーの際に走者と交錯して「左肘関節の脱臼」の重傷を負った。
また、開幕戦で「4番・三塁」で起用されるなど、井上監督が大きな期待を寄せる石川昂弥内野手(23)が、ここまで21試合に出場して打率.132、0本塁打、4打点と伸び悩み、この日の西武戦にも「7番・三塁」でスタメン出場したが、2三振を含む3打数無安打と結果を残せなかった。
3月のオープン戦で右肘側副靱帯を痛め、開幕は出遅れていた今季3年目の福永裕基内野手(28)も、5月27日のヤクルト戦でヘッドスライディングをした際に左手関節を骨折するなど、内野手を探していた。
自らの不摂生を原因として、厳しい処分が下されていた佐藤龍にとっては新たに生まれ変わるチャンスといえる。
参照元:Yahoo!ニュース