値上げ撤回の通知届く 急展開“家賃2.5倍”マンション

家賃をイメージした画像

東京・板橋区のマンションで突然、家賃が約2.5倍にすると通知があり、一部の住人が退去する事態になった問題で、あらたな展開だ。

マンションの所有会社は値上げを撤回し、家賃はそのまま据え置くことを住人側に通知した。

この問題は今年1月、東京・板橋区にあるマンションの所有会社が、中国に住所登録された人物が代表を務める会社に変わり、7万2500円の家賃が、今年8月から19万円に値上げするという通知が届いたものだ。(約30平方メートルの部屋の場合)

5月以降はマンション内のエレベーターも使えない状態が続いていた。

住人によると約20世帯のうち、今年に入ってから約4割の世帯が、退去したり、退去を決めたりしたという。

しかし、11日夜、マンションの所有会社から家賃の値上げを撤回するとした文書が住人側に郵便書留で配達された。

文書には「社内において慎重に再検討を重ねた結果、本件は見送ることと決定いたしました。今後の家賃につきましても、これまでと同額にて請求させていただきますので、どうぞご安心くださいませ。エレベーターの修繕工事につきましては、無事に完了し、現在は通常通りご利用いただける状態となっております」と記されていた。

マンション住人は「直接会いに来て納得するかたちで謝罪してもらいたい」と語った。

住人によるとこれまで修繕工事のためとして止まっていたマンション内のエレベーターも10日の朝から動くようになったという。

参照元:Yahoo!ニュース