ハリウッド元大物プロデューサー、再び有罪に 性暴力事件の再審で

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米ニューヨーク州地裁は11日、ハリウッドの元大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン受刑者(73)による性犯罪事件の再審公判を行い、陪審団が1件で有罪評決を下した。

事件は、州高裁が2020年に下した禁錮23年の有罪判決を昨年に破棄したことを受けて4月末に再審が始まった。

被告側は無罪を主張している。

今回有罪評決が出たのは3件の1つで、06年の元制作アシスタント暴行事件。

一方で陪審団は、02年に当時16歳だった女優志望者に対する暴行事件については無罪評決を下した。

3つ目の暴行事件はまだ評決に達しておらず、12日に審理が再開される。

判事によると、審理では陪審員同士が言い争う場面もあったという。

有罪になれば最高25年の禁錮刑が言い渡される。

すでにカリフォルニア州で起きた別の性的暴行事件で禁錮16年の刑が科されている。

ワインスタイン受刑者は映画スタジオ「ミラマックス」を共同で設立し、「恋におちたシェイクスピア」や「パルプ・フィクション」などのヒット作を生み出した。

参照元:REUTERS(ロイター)