テニス 女子選手の不妊治療支援、「プロテクトランキング」適用

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女子テニス協会(WTA)は11日、不妊治療を受けるために競技から一時離脱する女子選手に対し、プロテクトランキング(負傷などで長期離脱した選手に与えられる救済措置)を適用すると発表した。

新ルールの適用は、家庭と競技生活の両立を願う選手をサポートすることを目標としている。

WTAはすでに有給で最大12カ月の産休を導入している。

WTAは声明で「新たな規則により、選手は不妊治療を受けるためにプロ競技から一時離脱し、プロテクトランキングを維持したまま復帰ができるようになる。

対象選手には、競技離脱の8週間前を起点とした過去12週間のWTAランキング平均に基づいて算出された特別エントリーランキング(SER)が付与され、選手はこのSERを用いて最大3大会のエントリーが可能」と説明した。

2017年に全米オープン女子シングルスで優勝したスローン・スティーブンス(米国)は、以前から不妊治療がプロテクトランキングの適用となることを求めており、今回の発表を受けて「画期的な措置」と評価した。

参照元:REUTERS(ロイター)