ティラノサウルスの新種の骨発見 モンゴルの研究所引き出しから
モンゴルの研究所の引き出しに50年間放置されていた恐竜の骨が、ティラノサウルスの新種に属するものであることが判明した。
研究者グループが11日、明らかにした。
学術誌「ネイチャー」最新号に掲載された論文によると、この新種はティラノサウルス・レックスの祖先に当たるもので、全長約4メートル、体重は約750キロと推定される。
化石は1970年代初めにモンゴル南東部で発掘され、当時は別のティラノサウルス類であるアレクトロサウルスのものと分類された。
その後、首都ウランバートルのモンゴル科学アカデミー古生物学研究所の引き出しに保管されていた。
共同研究者のカナダ・カルガリー大学のダーラ・ゼレニツキー氏はAFPに対し、それから半世紀の後、モンゴルを訪れていた博士課程の学生ジャレッド・ボリス氏が引き出しを調べていて、誤認に気づいたと説明した。
分析の結果、化石は新種の2つの異なる個体の骨格の一部であることが判明したという。
参照元:Yahoo!ニュース