配車グラブ、GoTo買収交渉報道を否定 米SECに報告

企業の買収を検討している経営者

東南アジアの料理宅配・配車大手グラブ(本社シンガポール)は9日、同社がインドネシアの同業GoTo(ゴートゥ)の買収を検討しているとの一部報道を全面否定する書面を米証券取引委員会(SEC)に提出した。

グラブはナスダック上場企業。

同書面でグラブは「GoToとの間で買収につながる可能性のある取引について当社が協議を行っているとの報道があったが、現時点では関係者間でいかなる協議も行われておらず、当社は確定的な合意には一切達していない」と報告した。

ロイターは5月7日、事情に詳しい2人の話としてグラブが第2・四半期中にGoToを買収する契約を締結することを検討中で、買収提案づくりに向けたアドバイザーを起用したと報道。

ブルームバーグは今月6日、匿名の関係者情報として、インドネシアの政府系ファンドが同買収計画に参加することを検討していると伝えた。

匿名の情報源に基づいた両社合併の観測報道は、ここ数年相次いでいる。

参照元:REUTERS(ロイター)