OPEC産油量、5月は限定的増加にとどまる

ロイターの調査によると、石油輸出国機構(OPEC)の5月の原油生産量は前月から日量15万バレル増え、同2675万バレルになった。
ただ、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の増産が割当量を下回ったことなどから、増加幅は限定的だった。
OPECとロシアを含む非加盟国で構成する「OPECプラス」は、減産縮小計画を加速させている。
一方、一部加盟国はこれまでの過剰生産分を補うために追加的な減産を求められている。
調査によると、サウジアラビアが日量13万バレル増産したが、割当量より10万バレル少なかった。
イラクは生産枠の順守圧力を受けて生産量を抑制。
UAEも5月の割当枠を下回る生産量にとどまった。
ロイター調査は、LSEG(ロンドン証券取引所グループ)のフローデータや、ケプラーなどデータ分析会社の情報のほか、石油会社、OPEC、コンサルティング会社の関係者の情報を基にしている。
参照元:REUTERS(ロイター)