偽の「大阪府警」サイト発見 口座番号入力「オレオレ詐欺」などに悪用か 警察が注意喚起

大阪府警の外観を撮影した画像

大阪府警は9日、個人情報の切り抜きを目的としたとみられる「大阪府警の偽サイト」が見つかったと発表した。

偽のサイトでは、バナーをクリックすると銀行口座番号などを入力する画面に飛ぶという。

府警によると、今のところ被害は確認されていない。

大阪府警の公式サイトのトップ画面では、画面中央下にある警察署のマークをクリックすると「お近くの警察署」と書かれたページに飛び、各自治体の警察署を一覧で閲覧できるが、偽のサイトでは同じマークの下に「案件検索」と表記され、番号を入力すると「守秘義務命令」という架空の文書が表記される。

また、その横に掲示された家のマークと「安全なくらし」という表記をクリックすると、公式サイトでは様々な防犯情報をチェックできる。

しかし、偽サイトではマークの下に「情報登録」と表記され、銀行口座の情報などの入力フォーム画面が表示される。

大阪府警は、この偽サイトが警察官を騙る「オレオレ詐欺」などで、信ぴょう性を持たせるために作られたものではないかとみている。

偽サイトのURLは既にブロッキングの手続きをし、アクセスできないようになっているという。

警察は詳しい経緯を調べるとともに「警察がサイト上で口座情報を聞き出すことはありません。こういった類のものはすべて詐欺ですので、発見した際には警察に相談してください」とコメントし、注意を呼び掛けている。

参照元:Yahoo!ニュース