クアルコム、英データ転送技術企業を24億ドルで買収へ AI分野強化

企業を買収している経営者

米半導体メーカーのクアルコムは9日、人工知能(AI)技術強化に向け、英アルファウェーブを約24億ドルで買収することで合意したと発表した。

アルファウェーブはネットワーキング、ストレージ向けの半導体技術の設計・ライセンス供与を行う。

同社の「セルデス」は、データセンターや5G通信などでの高速データ転送をより少ない消費電力で効率化する技術として評価されている。

ソフトバンクグループ傘下のアームも一時関心を示していた。

クアルコムは4月にアルファウェーブに買収提案することを検討していると発表した。

買収条件は1株当たり現金183ペンス。

アルファウェーブ株は9日に約22%高の179.8ペンスで寄り付いた。

アルファウェーブは、取締役会がクアルコムが提示した条件を公正かつ合理的と判断し、全会一致で株主に推奨する方針だと述べた。

参照元:REUTERS(ロイター)