「オンラインカジノ」借金2倍に 相談急増、若年層が多数占める

オンラインカジノにはまると、借金が2倍以上に―。
公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」が依存症に悩む当事者やその家族を対象に実施したアンケートで、こんな傾向が浮かび上がった。
タレントや野球選手が書類送検されたというニュースの影響か、最近は相談が急増。
若年層が多数を占めているのが特徴だという。
1~3月に会に相談した112人が回答。
5月の「ギャンブル等依存症問題啓発週間」に合わせ、速報値を公表した。
会によると、2割がオンラインカジノをしていた。
競馬や競輪といった公営競技、パチンコをする当事者の借金額が平均820万円だったのに対し、オンラインカジノ利用者の借金額は平均2053万円と2倍以上だった。
違法なオンラインカジノの規制強化に向けたギャンブル依存症対策基本法改正案が今国会で成立する見通しだ。
会の田中紀子代表は「法改正で触れられているのは悪質なサイト運営者らへの対応のみだ。依存症に陥った当事者にとって支援を求めやすい態勢も整備してほしい」と話した。
参照元:Yahoo!ニュース