九州北部と四国が梅雨入り 西日本で警報級の大雨に警戒

気象庁は8日、九州北部と四国が梅雨入りしたとみられると発表した。
10日にかけては、前線が東シナ海から九州を通って日本の東に停滞するため、九州北部と九州南部では大気の状態が不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みだ。
九州北部(山口県、福岡県、大分県、佐賀県、熊本県、長崎県)と四国(香川県、愛媛県、徳島県、高知県)では、梅雨前線の影響により、今後1週間は曇りや雨の日が多くなる見込みだ。
このため気象庁は8日、九州北部と四国が梅雨入りしたとみられると発表した。
今回の梅雨入りは、九州北部で平年より4日遅く、去年より9日早くなった。
四国では平年より3日遅く、去年より9日早い梅雨入りだ。
今年は、統計開始以来初めて九州南部が全国で最も早く梅雨入りした。
残る中国、近畿、東海、関東甲信、北陸、東北南部、東北北部も9日以降、続々と梅雨入りする可能性がある。
梅雨明けは、九州北部が平年で7月19日ごろ、去年は7月17日ごろだった。
四国は平年・去年ともに7月17日ごろとなっている。
また、気象庁は8日、沖縄で太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多くなるため、梅雨明けしたと見られると発表した。
2015年に並び、統計開始以降、最も早い梅雨明けだ。
一方、梅雨前線の影響で西日本では6月10日にかけて雨が続き、特に九州を中心に警報級の大雨となるおそれがある。
また、11日以降も前線が西日本から東日本に停滞し、総降水量が多くなる可能性がある。
<雨の予想>(多い所)
9日午前6時までの予想24時間降水量
九州北部…80ミリ
九州南部…120ミリ
10日午前6時までの予想24時間降水量
九州北部…150ミリ
九州南部…150ミリ
その後も降水量はさらに増える見込みで、土砂災害などに注意・警戒してほしい。
参照元:Yahoo!ニュース