潮目が変わった万博、逆風から追い風へ SNSはポジティブ評価一辺倒

関西万博をイメージした画像

大阪・関西万博の来場者数が5月に入ってから伸びている。

その推移を見ると、GW以降は右肩上がりで伸び続け、SNSでは来場者によるポジティブな声が溢れている。

開幕前から開幕直後の4月中こそネガティブな報道しかなかった万博だが、GWを境に潮目が変わった。

ここ最近ではすっかり追い風に変わっている。

開幕日(4月13日)の一般来場者数は12万4339人。

その後、4月中は伸び悩んだが、GW以降は平日でも10万人を超える日が続き、5月23日に開幕日を上回る14万5245人、5月31日には最多の16万9923人を記録。

最新集計(5月31日時点)の累計来場者数は494.3万人となった。

チケット販売数は、開幕から約1ヶ月半の5月30日時点で1292万枚(事前販売数969万枚)となり、このペースを維持すれば会期を1ヶ月以上残す8月中に黒字化ラインの1800万枚に到達するとされる。

開幕直後から、SNSには実際に会場を訪れた人たちのポジティブな声が溢れていた。

ただ、当初は通期パスを持つ万博ガチ勢などのコア層が多かっただろう。

その後、混雑が一段落してからの参加を考えていた一般層がGW前後から増え始め、その口コミがマジョリティの声としてインスタやXなどを埋め尽くした。

彼らのポジティブな声の影響が来場者数に表れているのが現在なのだろう。

同時に万博の黒字化が現実味を帯びはじめ、世の中的な論調にも変化が訪れている。

開幕前後とは景色が一変した。

参照元:Yahoo!ニュース