香港警察、民主活動家で服役中の黄之鋒氏を国安法違反容疑で逮捕・起訴 「雨傘運動」のリーダー

香港の国旗を撮影した画像

香港警察は6日、外国勢力と結託して国家の安全を危険にさらそうとしたなどとして、著名な民主活動家の黄之鋒氏(28)を国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕、起訴した。

起訴状によると、黄氏は2020年、民主活動家の羅冠聡氏らと共に、香港政府や中国政府に対する制裁や敵対的行動を取るよう外国勢力に要請したなどとされる。

黄氏は、香港の学生らによる14年の道路占拠運動(雨傘運動)のリーダーの一人。

立法会(議会)選挙で過半数獲得を目指した民主派が、20年に実施した予備選を巡り、国安法違反(国家政権転覆)の罪で禁錮4年8か月の判決を受けて服役中だ。

ロイター通信によると、27年1月に出所予定だった。

このタイミングでの逮捕には、出所を認めない香港当局の思惑が働いているとみられる。

参照元:Yahoo!ニュース