生成AIでわいせつ画像、抱き枕カバーにプリントし販売 わいせつ物頒布容疑で男を書類送検

画像生成AI(人工知能)で作成したわいせつ画像がプリントされた抱き枕カバーを違法に転売したとして、警視庁は4日、埼玉県新座市の自営業の男(46)をわいせつ物頒布容疑で東京地検に書類送検した。
AIで作ったわいせつ物の販売事件に同容疑を適用するのは全国で初めて。
画像生成AIは、「美少女」や「裸」などキーワードを指定しただけで精巧な画像を作成できることから、インターネットオークションには、悪用したわいせつ画像が大量に出品されている。
警察当局はサイバーパトロールを強化している。
捜査関係者によると、男は昨年9~10月、実在しない女性の下半身が描写された抱き枕カバー2点をネットオークションに出品し、落札した2人に計約8000円で販売した疑い。
ネットを通じて1枚約1000円で購入したものを出品していたという。
任意の調べに「生活費のためだった」と容疑を認めている。
警視庁は、昨年8~12月、男がカバー8点を転売し、数万円を得たとみている。
書類送検の際、刑事処分の判断を検察に委ねる「相当処分」の意見を付けた。
画像生成AIで作成されたわいせつ物を巡っては、男女4人が違法なポスターを販売したとして、警視庁に4月に逮捕され、その後、略式起訴された。
参照元:Yahoo!ニュース