内閣不信任案巡り「解散はどうだと今議論する意味はない」 石破首相単独インタビュー

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石破茂首相は3日の産経新聞の単独インタビューで、6月22日に会期末を迎える今国会で野党から内閣不信任決議案が提出された場合の対応について「日々、現下の課題に全力で対応する。(衆院)解散はどうしたこうしたと今議論する意味はない」と述べるにとどめた。

不信任案が可決されれば、首相は内閣総辞職か衆院解散のいずれかを選ばなければならない。

首相は「少数与党であり、野党が結束すれば不信任案はいつでも通る状況だ。常に緊張感を持って、丁寧に丁寧に野党の意見を聞いてきた」と主張した。

また、トランプ米政権の高関税措置や物価高への対策に「野党の協力、理解を得ながら政府として取り組んでいる」と訴えた。

6月にはカナダで先進7カ国首脳会議(G7サミット)、オランダで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議といった重要な外交日程が続くことを強調し、可決されれば一定の政治空白を生む不信任案提出を牽制(けんせい)した。

参照元:Yahoo!ニュース