ウクライナ南部のロシア支配地域で大規模停電、ウ軍の攻撃で

ウクライナの国旗を撮影した画像

ウクライナ南部ザポリージャ州とヘルソン州のロシア支配地域で、ウクライナ軍の砲撃やドローン(無人機)攻撃により広範囲で停電が発生していると、ロシアが任命した当局者が3日未明、明らかにした。

ロシアが2022年2月の侵攻直後に制圧した欧州最大規模のザポリージャ原子力発電所は影響を受けていないという。

原発を管理するロシア当局者は、施設内の放射線レベルは正常だと述べた。

ロシアが任命した両州の知事は、ウクライナの攻撃を受けて当局が緊急措置を導入し、主要な施設を予備電源に切り替えたと述べた。

ロシアに任命されたザポリージャ州のバリツキー知事はテレグラムへの投稿で「ウクライナ軍の砲撃により、ザポリージャ州北西部の高電圧設備が損傷した」とし、州内の500近い集落で60万人以上が停電の影響を受けていると書き込んだ。

隣接するヘルソン州では、ロシアが任命したサルド知事が、落下したドローンの残骸で2カ所の変電所が損傷し、ロシア支配地域にある150町村の住民10万人以上が停電の影響を受けていると述べた。

ウクライナからのコメントはない。

参照元:REUTERS(ロイター)