小泉農相「今まで見立て誤った」 コメ安定供給へ週内に閣僚会議

石破茂首相は2日の参院予算委員会で、コメの安定供給を巡り、自らを議長として官房長官や農相が出席する関係閣僚会議を週内にも設置すると表明した。
今後の農業政策には、食料安全保障の観点からの検討が必要だとした。
小泉進次郎農相はコメ価格抑制に対する農林水産省の対応に関し「今まで見立てを誤ったのも事実だ」と言及した。
首相は国家の安全保障について「軍事だけで成り立っているものではない。食料やエネルギーがどうあるべきかを徹底的に議論していく」と述べた。
農相はコメ価格の安定化に向け「価格の変動があっても継続的な営農ができるよう、セーフティーネットの議論は極めて重要だ」と強調した。
立憲民主党の石垣のり子氏は米価が生産コストを割り込んだ時に発動する農家への直接支払制度の導入を提案した。
首相は「全て補償すると消費者が安心して購入できる価格を実現できない」と説明、導入には否定的な見解を示した。
農相は農水省の対応について「新米が出回っても大丈夫ではなかった」と振り返った。
参照元:Yahoo!ニュース