ポーランド大統領選、右派野党候補が勝利 ユーロ懐疑派

ポーランドの国旗を撮影した画像

ポーランドで1日、大統領選の決選投票が実施され、愛国主義的な右派野党「法と正義(PiS)」が推すユーロ懐疑派のナブロツキ氏(42)が勝利した。

選挙管理委員会が2日、明らかにした。

得票率はナブロツキ氏が50.89%。

対立候補であるトゥスク首相の中道与党「市民プラットフォーム」のチャスコフスキ・ワルシャワ市長の得票率は49.11%だった。

ナブロツキ氏の勝利は、親欧州連合(EU)政権が進める改革に打撃となる。

ナブロツキ氏は歴史家。

ウクライナ避難民などの外国人よりもポーランド人を経済・社会政策で優遇することを公約に掲げていた。

ポーランドでは議会が大半の権限を持つものの、大統領に法案の拒否権がある。

大統領選はウクライナ、ロシア、米国、EUの注目を集めていた。

投票率は71.31%で、大統領選の決選投票としては記録的な高水準だった。

参照元:REUTERS(ロイター)