4日から九州~関東で夏日が急増 東京など30℃以上の真夏日も 熱中症リスク高まる

上空には季節先取りの暖かい空気が流れ込み、4日(水)以降は九州から関東を中心に最高気温が30℃以上の真夏日になる所も。
週の後半は蒸し暑く、熱中症にかかるリスクも高まる。
これまで以上にしっかりと対策を。
先週から関東を中心に寒暖差が大きくなっている。
東京都心の最高気温は、5月30日(金)が16.5℃(未明に観測)、31日(土)は17.1℃(夜に観測)と、朝からほとんど上がらなかった。
今日6月1日(日)は一転して、24.8℃と夏日に迫る陽気になった。
週明けも一時的に雨で暑さが収まるものの、4日(水)からは九州から関東を中心に最高気温が25℃以上の夏日地点が急増するだろう。
暑さの原因は、上空の暖かい空気の流れ込みだ。
上空1500メートル付近で15℃以上の暖気が九州や四国付近まで北上し、6日(金)頃からは東北付近まで流れ込むだろう。
ここに日差しが加わると、地上の気温は30℃くらいまで上がるような季節先取りの暖かい空気だ。
3日(火)は雨で暑さが落ち着き、最高気温は25℃を下回る所が多いだろう。
ただ、天気回復後は日差しで気温がグンと上がる。
4日(水)は、九州から東北まで広く25℃以上の夏日となり、高知は30℃と真夏日の予想だ。
6日(金)以降は暑さがレベルアップ。
九州から東北では、内陸を中心に最高気温が30℃以上の真夏日の所が増えるだろう。
8日(日)の最高気温は、名古屋で32℃と体にこたえる暑さに。
大阪や東京都心などでも30℃と、真夏日の予想だ。
週の後半は湿度が高くなるため、熱中症にかかるリスクも高まるだろう。
これまで以上に対策が必要だ。
今日6月1日(日)から、熱中症の重篤化を防止するため、職場における熱中症対策の強化が事業者に義務付けられる。
対象となる環境条件は、WBGT(暑さ指数)28度または気温31度以上の作業場において行われる作業で、継続して1時間以上又は1日当たり4時間を超えて行われることが見込まれるものだ。
日常生活の中でも熱中症にかかる危険性が高まるため、以下のポイントを心がけてほしい。
① 日頃から体調管理を心がけよう。朝など時間を決めて毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができる。
②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけよう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的だ。入浴の前後や起床後も、まずは水分を補給しよう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでほしい。
③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げよう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいだろう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してほしい。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要だ。高齢者や子ども、障がいのある方は特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分注意してほしい。
参照元:Yahoo!ニュース