備蓄米の整理券求め95袋に250人、即完売の店も 店頭販売開始

随意契約による政府備蓄米が31日、小売店の店頭で発売された。
生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は、系列のホームセンター2店舗で、5キロ(2160円)の計160袋を販売した。
店舗では未明から並ぶ「徹夜組」も出て、長い行列ができた。
店頭では6月2日の販売開始を予定していたが、精米などの出荷作業が計画より順調に進んだことから前倒しした。
購入を表明してから、わずか5日で備蓄米を消費者の元に届けた。
店頭で販売したのは、グループ会社のホームセンター「ダイシン幸町店」(仙台市宮城野区)と「ユニディ松戸ときわ平店」(千葉県松戸市)。
購入は1人1袋に制限した。
95袋が用意されたダイシン幸町店では、雨天にもかかわらず、午前7時半時点で約250人が整理券を求めて行列を作った。
午前0時ごろに一番乗りした公務員の男性(49)は「食べ盛りの子どもがいるので、ありがたい。5キロで4000円や5000円は高すぎる」と話した。
午前9時に販売が始まると、整理券を持った人たちが次々に備蓄米を受け取った。
アイリスオーヤマの担当者は「一日でも早く消費者の元へ届けたいと、社内で調整を重ねた」と話した。
この日は買えない人も多くいたが、取り扱う店舗を今後拡大していく。
参照元:Yahoo!ニュース