中居氏と被害女性のメールやり取り公表に女性の代理人「事実と異なり、看過できない」「さらなる加害」

フジテレビの外観を撮影した画像

元タレントの中居正広氏(52)の代理人弁護士が30日、フジテレビの第三者委員会(以下、第三者委)にあらためて調査報告書作成のために用いられたヒアリング記録やその他証拠の開示を求める文書を発表した。

その中では、中居氏と被害女性の元フジテレビアナウンサーのAさんが、メールでプライベートな出来事をやり取りする仲であったことや、中居氏と女性側の代理人とのやり取りも記された。

これを受け、被害女性の代理人がENCOUNTの取材に応じて「事実と異なる」との見解を示した。

ENCOUNTの取材に対し、Aさんの代理人がメールで回答した。

「本日付の中居氏代理人の文書はあくまで第三者委員会宛のものですので、女性Aの側としてはコメントする立場にはありません。しかしながら、この文書の中で、女性Aとの関係性やメールのやりとりの内容、さらに1月9日に中居氏が発表したコメントに関する当時の中居氏の代理人と女性A代理人とのやりとり等の経緯について言及されている部分は、事実と異なるものであり、看過できないと考えております」

その上で「また、報道機関に公表する文書において、あえて中居氏がこのような言及を行ったことは、女性Aに対するさらなる加害(二次加害)に他ならないと代理人としては考えています」との見解を示した。

そして、「今回の文書公表の前に、中居氏代理人から事実の確認やメール等の当時の証拠の提供を求められたことはありません」と明かした。

さらには「報道機関の皆さまにおかれましては」とし、「今回の中居氏側の文書によって、被害者がさらに攻撃を受けたり憶測に基づく誹謗中傷にさらされるようなことがないよう、適切なご対応をお願いいたします。よろしくお願いいたします」と呼びかけた。

中居氏の代理人はこの日に公表した文書で、中居氏とAさんの関係性について「両者には複数回の会食の機会があり、中居氏と彼女は家族やプライベートの出来事に関して様々なやりとりもあり、メールで『勇気づけられた』等のお礼をもらうような関係でもありました」と記していた。

Aさんの代理人についても言及。

「中居氏は、2025年1月9日に公式ウェブサイトでコメントを発表する際に、事前に相手女性側代理人に対して当該コメントの文案を示したところ、相手女性側代理人から修正が入り、守秘義務を尊重する観点から、これを受け入れています。当職らが、その経緯や修正前後の文章を比較し確認したところ、相手女性側代理人からの修正要求によって、中居氏本人の本来の意図が伝わらず、誤解を招きかねない文章になってしまったと思料いたします」と指摘していた。

なお、中居氏とAさんの関係性については、第三者委の報告書では「被害が発生した2日前に中居氏の自宅マンションで行われたバーベキューの後、中居氏とAさん、フジテレビ社員B氏の3人で寿司店へ行き、その場で中居氏の求めによって連絡先の携帯電話番号を交換した」「女性Aは、中居氏が自分の親と同年代であり、MCとしての仕事ぶりを尊敬し、信頼していたため、連絡先の交換についても不安感はなかった」などと記述されている。

参照元:Yahoo!ニュース