スマホなど70台押収 カンボジア、詐欺に使用か

カンボジア北西部ポイペトを拠点に特殊詐欺をしていた疑いがある日本人20人以上が拘束された事件で、カンボジア捜査当局が拠点を捜索した際、スマートフォンなどの通信機器を少なくとも70台押収していたことが30日、カンボジア捜査関係者への取材で分かった。
警察官をかたる詐欺が行われているとの情報を日本の警察が確認しており、日本人を狙った特殊詐欺に使用していた可能性がある。
カンボジア捜査当局は他にパソコンや電子機器などを押収。
日本の警察は組織の実態解明に向けて解析を進めるとみられる。
6月にもカンボジアに捜査員を派遣し、現地当局から取り調べの状況などの聞き取りや証拠品の確認をするもようだ。
タイ国境に位置するポイペトにはカジノ施設が立ち並び、日本人による詐欺拠点があるとの情報があった。
カンボジアでは近年、中国から不動産やカジノ産業への投資が活発化し、犯罪集団も流入して治安が悪化したとされる。
参照元:Yahoo!ニュース