“流氷の天使”クリオネが天草の海に数万匹?「1匹だとかわいいけど…」謎の生物が大量発生
天草の海に、クリオネのような生物が大量発生している。
赤っぽい色をしたこの生物は、「クリイロカメガイ」という巻き貝の仲間だ。
引用元:Yahoo!ニュース
大量発生した様子をカメラがとらえた。
映像が撮影されたのは、天草市牛深町の築ノ島付近の海域だ。
5月26日に「牛深ダイビングスクールブルーアース21くまもと」を営む水洗壽男さんが撮影した。
カメラがとえたのは、「クリイロカメガイ」。
5ミリほどの貝殻を持ち、温熱帯海域に生息している。
翼のように発達した足で海の中を漂うように泳ぐ姿は、「流氷の天使」と呼ばれるクリオネに似ている。
実際、クリオネの”遠い仲間”にあたるそうだ。
そして、カメラの先にいたのは、クリイロカメガイの大群だ。
繁殖のために集まったのではないかと話す水洗さん。
20年以上天草の海に潜っているが…。
水洗壽男さん「これだけ大量のクリイロカメガイは初めて見ました」
この日、東京からやって来たのは伊藤遼さん・希実さん夫妻。
この海で「水中結婚式」を挙げたのだが、海に潜ったところ、大量のクリイロカメガイに遭遇した。
珍しい祝福を受け、忘れられない結婚式になったのだろうか?
伊藤遼さん・希実さん夫妻「1匹だとクリオネみたいでかわいいんですけど、あんなにたくさんいるとちょっと気持ち悪い(笑い)」
この映像を、上天草市にある海中水族館シードーナツの河野壮志館長に見てもらった。
海中水族館シードーナツ 河野壮志館長「うわー…いや、すごい数ですね…」
どうして大量発生したのでしょうか?
海中水族館シードーナツ 河野壮志館長「時期的に、暖流に乗って北上していって西側の風、南西の風が沿岸に押し寄せることで漂着したのかもしれない」
実は、天草市御所浦町付近でも漁師がクリイロカメガイの大群を目撃している。
これまでに漁への被害は確認されていないということだが、海の中には、まだまだ私たちが知らない神秘的な命が息づいている。
参照元:Yahoo!ニュース