体罰・暴言などの部活動トラブル、教員以外の外部指導者にも「処分指針」 スポーツ庁が策定へ

スポーツ庁の外観を撮影した画像

中学校などの部活動で外部指導者による体罰や暴言が相次ぐことを受け、スポーツ庁は、トラブルを起こした指導者への処分指針を定める方針を固めた。

部活の「地域展開(地域移行)」で学校に代わって生徒を引き受ける地域クラブの指導者にも適用し、悪質なケースでは指導から外す仕組みを検討している。

指導者による体罰やハラスメントがあった場合、顧問を務める教員には処分規定がある一方、外部指導者への対応は学校現場などに委ねられていた。

地域クラブでは、スポーツ団体の公認資格を持たない指導者も目立ち、多くの自治体が事前研修などでハラスメントの撲滅を呼びかけている。

関係者によると、スポーツ庁は8月頃、地域クラブの要件を公表し、自治体が認定する体制を整える方針。

不適切な言動が確認された指導者への処分のあり方も示す。

当面の間は部活と地域クラブが併存するため、双方で指導者の質を高めたい考えだ。

阿部文部科学相は27日の閣議後記者会見で「不適切な行為を行った者を指導に携わらせないことを徹底するための仕組み作りを行う」と述べた。

参照元:Yahoo!ニュース