世界2位 試合にラケット忘れる、全仏OPでまさかの事態 V候補ガウフ「コーチのせい」

テニスのラケットを撮影した画像

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は27日、女子シングルス1回戦が行われ、第2シードのC・ガウフ(アメリカ)が世界ランク91位のO・ガデッキ(オーストラリア)に6-2, 6-2のストレートで快勝し、6年連続6度目の初戦突破を果たした。

この試合開始前にはガウフがラケットを忘れるというハプニングが発生した。

21歳で世界ランク2位のガウフが同大会に出場するのは6年連続6度目。

最高成績は2022年の準優勝となっており、今大会には優勝候補の一角として臨んでいる。

23歳のガデッキとの顔合わせとなったこの日の1回戦では試合開始前にまさかの事態が発生。

コートに入場したガウフはウォーミングアップを始めるためにラケットバッグからラケットを取り出そうとしたが、なんとラケットを持ってくるのを忘れていた。

これにはガウフも苦笑いを浮かべた。

しばらくして陣営からラケットが届けられると、1回戦は無事に開始。

試合ではガデッキを相手に2度のブレークを許したものの、リターンゲームでは6度のブレークを奪い、力の差を見せつけ1時間11分で2回戦に駒を進めた。

試合後のオンコートインタビューでガウフはラケットを忘れたことについて笑顔で語るとともに、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で同じく試合にラケットを忘れた男子テニスで世界ランク16位のF・ティアフォー(アメリカ)をマドリッドで会った際にからかっていたと明かした。

「ツアーに出ているときはいつもコーチが試合前に必ずラケットをバッグに入れている。彼はとても迷信深いので、毎日ラケットを新しいグリップにするのが好きなの。私は気にしない。グリップが汚くてもプレーできる」

「コートに出たら、ラケットがないことに気づいた。マドリッドでフランシス(ティアフォー)をからかったばかりだったの。でも、もう黙っておく。私はこれをコーチのせいにしているわ(笑)」

勝利したガウフは2回戦で予選勝者で世界ランク172位のT・バレントバ(チェコ)と対戦する。

バレントバは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同119位のC・パケ(フランス)を下しての勝ち上がり。

参照元:Yahoo!ニュース