42歳のアルバイトの女を新たに逮捕 会社役員の87歳の男性の遺体を土に埋め遺棄した疑い すでに逮捕された46歳の長男とは家族ぐるみの知人同士「やってないです」容疑を否認 北九州市

北九州市小倉南区の資材置き場に父親の遺体を埋めたとして、46歳の会社社長の長男が逮捕された事件で23日夜、長男の知人で、42歳のアルバイトの女が新たに逮捕された。

死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、北九州市小倉北区のアルバイト、福田真美容疑者（42）だ。

福田容疑者は4月18日午前8時ごろから午前9時ごろまでの間、北九州市小倉南区市丸の資材置き場で、土木建築会社社長、華山龍馬容疑者（46）と共謀し、龍馬容疑者の父、龍一さん（87）の遺体を土の中に埋めて遺棄した疑いだ。

警察は、福田容疑者は事件当時、資材置き場にはいなかったとみているが、龍馬容疑者と福田容疑者のスマートフォンを調べたところ、遺体を遺棄する意思決定に関与したことをうかがわせるやりとりがみつかったという。

警察の調べに対し、福田容疑者は「やっていないです」と容疑を否認している。

警察によると、福田容疑者は、龍馬容疑者とは家族ぐるみの知人同士で、子どものころから知っている間柄だという。

龍一さんの遺体は20日、全身を複数のシートで包まれた状態で土の中に埋められているのを警察が発見した。

龍馬容疑者（46）は死体遺棄の疑いですでに逮捕・送検されている。

逮捕当時の警察の調べに対し「私はやっていません」と話し、容疑を否認している。

司法解剖の結果、龍一さんが死亡したのは4月中旬とみられ、首を絞められ殺害された疑いが強いことが分かっている。

龍一さんは事件前日の4月17日に自宅近くで車に連れ去られ、行方が分からなくなっていた。

警察はその直後に首を絞められて殺害され、資材置き場まで車で運ばれたとみられている。

警察はすでに、事件に使われたとみられる車を複数台押収している。

龍馬容疑者が常連だという飲食店の従業員は、龍一さんが行方不明になったあとも、龍馬容疑者がたびたび店を訪れて、泣いていた時もあったと話している。

父親については「世の中で一番信頼している」と、よく話していたという。

一方、2人が役員を務める会社の関係者がFBSの取材に対し、親子の間には“金銭トラブル”があったと証言した。

「龍馬容疑者が会社の金を使い込んでいた」「その額は、龍一さんによると1億数千万円」と話している。

捜査関係者によると、警察は、親子の間に会社の金や役職を巡るトラブルがあったことを把握していて、龍馬容疑者が父親を殺害した疑いも視野に捜査を進めている。

警察は福田容疑者についても、龍一さんの殺害に関与した可能性も視野に調べることにしている。

参照元：Yahoo!ニュース