米アンソロピック、最新AIモデル発表 数時間の自律コーディング可能に

AIをイメージした画像

対話型人工知能(AI)「クロード」を手がける新興企業アンソロピックは22日、最新のAIモデル「クロード・オーパス4」を発表した。

従来のシステムよりもはるかに長い時間、自律的にコンピューター・コードを書くことができるという。

同社はコーディングを得意とするAIの構築で注目されている。

オーパスよりも小型でコスト効率に優れた関連モデルの「クロード・ソネット4」も発表した。

マイク・クリーガー最高製品責任者(CPO)は今回の発表について、AIの自律性を高める取り組みにおける節目だと指摘した。

同氏によると、顧客の楽天がオーパス4で7時間近くにわたるコーディングを実施した。

また同モデルはビデオゲームのポケットモンスターを24時間プレイできるように設定された。

これは前モデル「クロード3.7ソネット」の約45分を上回る。

新モデルはウェブ検索だけでなく、質問にほぼ即答したり、時間をかけて推論したりすることができるという。

また、2月に発表したソフトウエア開発者向けツール「クロード・コード」は現在、一般的に利用できるようになっているという。

参照元:REUTERS(ロイター)