「裏金」下村氏の招致議決 衆院予算委、27日にも聴取

衆院予算委員会は23日、自民党旧安倍派の裏金事件を巡り、派幹部だった下村博文元政調会長の参考人招致を議決した。
自民は反対したが、公明党と野党が賛成した。
同委の安住淳委員長(立憲民主党)は27日にも実施したい考えを明らかにした。
真相解明へ新たな証言が出るかが注目される。
議決後、安住氏は記者団に「下村氏の証言は絶対に埋めないといけないピースの一つだ。国会でやることで真相解明に近づけたい」と述べた。
参考人招致の議決は全会一致が慣例となっており、多数決は異例。
衆院予算委は今年1月、裏金事件で有罪が確定した元会計責任者の招致を51年ぶりに賛成多数で議決しており、これに続くケースとなった。
自民の井上信治与党筆頭理事は記者団に「議決による決定は反対だと言ってきたので、残念だ」と表明。
公明の賛成に関しては「公明党は公明党の考えで判断されたと思う」と述べるにとどめた。
参照元:Yahoo!ニュース