性搾取ビジネスにも匿流 風俗店勤務や海外売春

悪質ホストクラブにはまって多額の借金を背負った女性をターゲットにし、性風俗店勤務や海外売春を強いる「性搾取ビジネスモデル」の背後には、「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」の姿が見え隠れする。
捜査関係者は20日に成立した改正風営法について「悪質ホストだけでなく、治安全体に関係する匿流対策の一環だ」と指摘する。
2024年末時点で全国に約1100店舗あるとみられるホストクラブ。
問題となっているビジネスモデルは、ホストが恋愛感情に乗じて女性客に高額な注文をさせて借金漬けにし、支払いのために性風俗店勤務などを要求。
スカウトが女性を性風俗店に紹介して店から報酬を得て、店は従業員として雇った女性で利益を上げる仕組みだ。
捜査では、匿流とみられる集団が性搾取に関与する実態も浮かぶ。
警視庁が捜査した大規模スカウトグループ「アクセス」は、島根県を除く46都道府県の性風俗店約1800店に女性を紹介。
5年間で70億円の売り上げを得ていたとみられる。
参照元∶Yahoo!ニュース