中国北部・中部で気温40度、農作物への影響懸念

中国北部と中部では今週に入り気温が摂氏40度に達し、当局は高温警報を出した。
農作物への影響が懸念され、農家への支援が行われている。
中国北部の河北省、小麦の主要生産地である河南省、東部の山東省では20日、気温が40度に達した。
河南省鄭州市と河北省沙河市は、19日に最高気温が41─42.9度まで上昇し、5月としては過去最高を記録した。
気温の高い状況は21日まで続くと予想されている。
気象当局は、赤を筆頭に、オレンジ、黄色の3段階の高温警報で3番目の黄色警報を出した。
中国国営放送CCTVによると、山東省南部の蘭陵県では、農業専門家が野菜農家に対し作物に日よけをしたり水をまくなど指導している。
2番目に深刻なオレンジ警報が出た山西省では散水が実施された。
中国は気候変動の影響で、深刻な熱波や、予測不可能な大雨が頻発。
2024年は、比較可能な記録がある60年余りで最も温暖な年だった。
参照元∶REUTERS(ロイター)