窃盗被害のバルト館にミャクミャク寄贈、続々 男性「嫌な思い出で終わってほしくなかった」

大阪・関西万博の「バルト館」(ラトビアとリトアニアの共同出展)で、入り口付近に飾っていた万博公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみの窃盗被害が16日に公表されて以降、来場者からぬいぐるみの寄贈が相次いでいる。
17日午後8時現在、ミャクミャクのぬいぐるみなど13点が寄せられ、リトアニアのオーレリウス・ジーカス駐日大使は同日、自身のX(旧ツイッター)で「次々とミャクミャクがバルト館に到着しております。親善の気持ちを示してくださる日本の皆様に、心より感謝申し上げます」と書き込んだ。
同館によると、スタッフが13日正午頃、ぬいぐるみがなくなっていることに気づき、防犯カメラを確認したところ、来場者が持ち去る様子が映っていた。
ジーカス大使が16日、Xに窃盗被害を投稿すると、来場者からぬいぐるみが持ち込まれるようになり、同館は盗まれた場所と同じ入り口付近に飾っているという。
17日にぬいぐるみを贈った奈良市の会社員男性(47)は「バルト館の人たちはせっかく日本に来てくれたのに、嫌な思い出で終わってほしくなかった。善意の輪が広がってほしい」と話した。
参照元:Yahoo!ニュース