AI機能使えるグーグルワン、契約者数が1億5000万人を突破

AI事業を展開しているビジネスマン

米アルファベット傘下のグーグルのサブスクリプションサービス担当副社長、シムリット・ベンヤイル氏はロイターに対し、クラウドストレージと人工知能(AI)機能を使える定額制サービス「グーグルワン」の契約人数が1億5000万人を超えたと明らかにした。

グーグルワンはサービス開始の6年弱後の2024年2月に1億人を突破していたが、1年超で5000万人を上積みした。

グーグルは同じ24年2月、AI機能を利用できる月額19.99ドルのプランを導入していた。

グーグルは、このうちAI機能の新たな契約者は「数百万人」に達している。

グーグルの親会社アルファベットは2024年に約3500億ドルあった売り上げのうち4分の3超を広告が占めており、グーグルワンは広告以外の収入を増やして多角化を目指す取り組みの一環となる。

グーグルの「ジェミニ」を含めた生成AIサービスは、シームレスに広告を組み込む方法をまだ見つけられていない。

多くの企業は代わりにサブスクリプションサービスや、あるいは製品の使用状況に応じて利用者に課金している。

グーグルのピチャイ最高経営責任者(CEO)は2月の決算説明会で、ジェミニの収益化への取り組みを尋ねられた際に「(グーグルが抱える)YouTube(ユーチューブ)で見られたように、私たちは時間をかけて人々に選択肢を与えていく」と説明。

その上で「今年はサブスクリプション方面で力を入れるのが見られると思う」と語った。

参照元:REUTERS(ロイター)