パリでセーヌ川の遊泳を約百年ぶり一般解禁 7月から3カ所、五輪「大腸菌騒ぎ」乗り越え

セーヌ川を撮影した画像

パリ市は14日、7月5日から市内3カ所にセーヌ川の遊泳場を設置すると発表した。

セーヌ川の一般遊泳は約100年ぶりの解禁となる。

遊泳場は、市役所に近いルイ島対岸のほか、その東西の各1カ所。

それぞれ川岸に沿って60~70メートルの範囲に区切りを設け、8月末まで毎日、無料で開放する。

市は「みんなが憩い、涼める場所になる」と意義を強調。

水質はウェブサイトで公開し、利用者が確認できるようにするとしている。

セーヌ川は水質悪化から、1923年に遊泳が禁止された。

国と市は「市民が泳げる川にする」として2016年以降、浄化作戦を実施。

昨年夏のパリ五輪で、トライアスロンの水泳などで競技会場としてお披露目した。

だが、降雨のたびに水質が悪化。

一部の日程変更を迫られたほか、競技後に体調不良を訴えた選手も相次ぎ、安全性が問題になった。

参照元:Yahoo!ニュース